京都御所南 Gallery shop ICHIHARU

ICHIHARU では、連綿と続く京都の伝統の美に根ざしたアクセサリーを、制作、販売致しております。「絹糸」「箔糸(和紙に箔を漆で貼り付けて糸状に裁断したもの)」を使用したアクセサリーは、 一つ一つ手作業で、丁寧にお作りしております。

京都

京鹿の子

美しい着物です。 その美しさと手作業の超絶さに、釘付けになりました。 画像で見えるように、文様が一つひとつ浮かび上がり 立体的なディテールが、ひとつの特徴となっている 絞り染の着物です。 京都には千数百年におよぶ絞り染の伝統があります。 その技…

梨木神社の染井

少し前になりますが、仕事の関係で京都御苑近くに行った際 東側に隣接している梨木神社に立ち寄りました。 梨木神社の周囲は、木々に囲まれた静かな佇まいです。 ここには「染井」という井戸があります。 京都三名水のひとつで、かつては宮中の染所で染色用…

京の水

今朝の京都は雪でした。 以前のブログで梨木神社の染井の話をしましたが、 京都には「京都三名水」「茶の湯七名水」というように、 数ある名水が湧き出ています。 この名水は文化と非常に関わりがあります。 良質な水が、宮中文化や公家文化などに欠かせなか…

元旦の朝の過ごし方

年が明けたと思ったら、気づけばもう小寒を過ぎてしま いましたね。すでに随分と時間が経った気がします。 元旦の早朝といえば大福茶を飲んで心身を浄化し、新年を スタートさせるというのがここ数年の過ごし方です。 お茶の中に梅干を入れて飲む大福茶は、…

豪華絢爛

これは京都・西陣織の袋帯です。 美しいですね。 豪華絢爛とはこういうものを指すのでしょう。 彩り豊かに、そして緻密に織り上げられる文様の美しさは、 心を掴んで離しません。 平安の世より続く織物であり、とりどりの美しく染められた 糸を用い、様々な…

紅白梅

北野天満宮 (紅梅) 北野天満宮 (白梅) 年末の御詣りの際、おめでたい事に紅白で梅がほころびて いました。 「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて春を忘るな」 菅原道真公が、太宰府へ左遷される前に紅梅殿(道真の邸宅) の梅を前に詠んだとされる歌…

分散参拝

北野天満宮 楼門 皆さん、今年は各々のかたちで新年の参拝をされている ことと思います。 私は御参りする日にちより、気持ちの重視すること、 そして密を避けるために年末に分散参拝というかたちで 御詣りを済ませました。 当日は小雨が降っていたので、境内…

神泉苑②

神泉苑には日本で唯一の恵方社というものがあります。正面鳥居をくぐり、池のほとりに小さな祠があり、毎年大晦日の晩の10時30分に翌年の恵方(縁起が良いとされる方向)へ祠の正面が向けられます。ちなみに今年は、西南西を向いています。参拝することで、…

神泉苑

堀川御池から少し西に行くと「神泉苑」があります。 夕方遅くに自転車で走っていたところ、その存在が いつものように目に飛び込んできました。 観光客の姿もなくひっそりとしていました。 すでに初詣の準備も終えたように冬空の下、赤い旗が 風になびいてい…

王朝料理

先日訪れた平安京創生館で、貴族の王朝料理の再現サンプルがありました。これは「殿下の御膳」と言われるもので、酒肴5種と酢・塩の膳です。雉の干し肉やワタリガニ、魚料理が3種とやはり贅沢な感じがしましたが、同時代の中国のドラマや映画に出てくる宮廷…

コロナ禍の中の除夜の鐘

年の瀬も押し迫ってきました。今日のニュースで、京都・知恩院さんでは除夜の鐘の試し付きが行われたということでしたが、大晦日の本番では除夜の鐘を一般公開せず、ユーチューブ配信をするということでした。今年は本当に新型コロナウイルのために生活様式…

京繍(きょうぬい)の美しさ

眼福の逸品です。 愛らしい柄と美しい色と技術にうっとりと見入って しまいました。 この帯は、京繡という平安遷都と共に京で始まった刺繍 の技法でつくられたものです。 伝統工芸品をつくられている職人の方の技術の高さに、 圧倒されます。 絹や麻の織物に…

装飾の美しさ

先日から西本願寺のお話を何回かブログにアップしましたが、 もう一つ、阿弥陀堂門の装飾の美しさについてです。 門の上部や両側の上部壁には、写真にあるような花の彫刻が 施されています。 二条城の唐門のように、金・青・赤・緑など極彩色ではあり ません…

琳派と若冲

先日お知らせした通り、コロナウイルス感染症拡大が 止まらないために、再びギャラリーショップを閉める ことにしました。 時間ができたので、招待券を頂いていた細見美術館で 開催中だった「琳派と若冲」展を観に行きました。 もちろん公共交通機関を使用せ…

平安京

京都市中央図書館に立ち寄った際、京都アスニー館内に 「平安京創生館」という平安京復元模型や鳥羽離宮復元模型、 豊楽殿復元模型などを見ることができるところがあります。 特に平安京復元模型は1000分の1の縮尺で作られており、 10m×11mという大きさです…

寺院と龍

西本願寺手水舎の龍 以前手水舎の龍のお話をしましたが、よく寺院に龍の絵が 描かれていたり彫刻が置かれていたりします。 何故だろうと調べると、龍は仏教発祥の地のインドで仏法を 護る存在だったということ。 中国の仰韶(ぎょうしょう)時代の彩色土器にそ…

手水舎の龍

以前手水鉢の側面に愛嬌のある獅子がいたのをご紹介しましたが、 今回は龍の紹介です。 p-p.hatenadiary.com この手水鉢は、西本願寺の境内入ってすぐのところに立つ、 手水舎のなかにあります。 この建物も実は国重要文化財指定の貴重な建造物だそうです。 …

京都もいよいよ本格的な冬到来

この数日、本当に寒い日が続いています。 記録的な豪雪で、災害を受けられている地域に皆様には、 心からお見舞い申し上げます。 京都市内でも一昨日初雪が、昨日は初氷観測されました。 今朝は市街地でも積雪が見られ、とうとうダウンを出しました。 重いコ…

型紙の美しさ

上2枚の画像は、小紋という型染めの技法を用いた 京友禅染の型紙です。 図案をもとに専門の職人の方が作ります。 図案に適した彫刻刀を使って、型地紙 (和紙を3枚ないし4枚、紙の目を交互に貼り合わせ、 柿渋を塗って乾かしたもの)に模様を彫り抜いたもの…

京小紋

着物といえば一大産地である京都です。 「織り」の代表といえば西陣織があげられますが、 「染め」としては京友禅と京小紋だと言われています。 小紋という型を用いて連続した模様を染める技法で、 京友禅が誕生した当時には、京小紋の技法は完成されて いた…

西本願寺②

p-p.hatenadiary.com ↑前回の続きです。 御影堂に近づくと、その大きさに圧倒されます。 柱や梁の太さ、隅々に渡る装飾の緻密さに当時の 権力と結びついた宗教の圧倒的な力を垣間見る ことができました。 どの国もそうですが、文化が花開き素晴らしい 文化遺…

西本願寺①

先日、勤務する学校の授業が早めに終わったので、 帰宅する途中にある西本願寺を訪ねてみました。 京都に長年住みながらもなかなか訪れる機会が少なく、 とても新鮮な感じでした。 境内の大銀杏の葉は散り始めていましたが、 葉の黄に御堂の柱、梁に施されて…

貝合わせ

平安時代の遊び道具の一つに「貝合わせ」があります。 はじめは、並べた多数の貝殻の中から一対の貝を発見する 素朴な遊びだったそうです。 次第に王朝文化が花開きその発展とともに華やかな遊び道具 になり、貝の内側には蒔絵技法による絵が描かれ、宮中や …

映える

寒さが少しずつ厳しくなってきています。 外出した後は、身体も少し硬くなってきているように 感じます。 京都も曇り空の日が多くなってきました。 そんな折、岡崎の疏水沿いを歩いている時に 心和む風景に出会いました。 東山と水面の映えた美しい情景にし…

雅(みやび)

奈良時代から平安時代に、貴族文化が花開きます。 「雅」と聞いて、何を連想しますか? 源氏物語 、蹴鞠 、和歌・・・ 京都を舞台として展開された貴族文化の美意識を、 言葉に置き換えるとすれば「雅」ということでしょうか。 とても魅力的な言葉ですね。 p…

黄金の空と満月

昨夜から今朝にかけての満月がとても大きくて少し怖いくらいの美しさでした。さて早くも師走に入りました。秋の景色もそろそろ見納めですね。 京都は盆地ということもあり、南側を除き三方を山に 囲まれています。 山は広葉樹も多く、秋になると様々な色の共…

王朝の美②

ザ・日本の文化とも言える「王朝文化」。 染織作家でもある私にとっては、装いの中にその美を 見出しています。 平安時代といえば思い浮かぶのは、やはり「十二単」。 貴族の衣装は、中国の影響を強く受けた唐風の服から、 日本の風土や暮らしにあわせた日本…

王朝の美①

西暦794年、平安京遷都によって京都では天皇や貴族を中心に 雅な王朝文化が開花しました。 ご存知の通り、この時代に日本固有の文化が花開きます。 かな文字、和歌、物語、大和絵、寝殿造といった 日本ならではの文化。 現在の京都の地にも、王朝文化の美意…

京都はアートに溢れている

↑中川周士(木工) ↑Tomas Svab(写真) 京都は常にアートに溢れている街です。 特に今は「KYOTO GRAPHIE2020」が開催されていることもあり、 何気なく街中を歩いていてもアートにぶつかります。 お寺・町家・商業施設などが展示会場となっているので、 普段…

美しい絵画

先日、密になりそうな日時を避けて半年以上ぶりに 堂本印象美術館を訪れました。 現在、『小野竹喬・春男の親子展』が開催されています。 insho-domoto.com 小野竹喬氏の描く絵画は、明るく澄んだ色彩でした。 特にピンク色を効かした色彩が目を惹きます。 …